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認知症予防のためのサプリメントを使った臨床研究の参加者募集

物忘れが気になる60歳以上85歳以下の方の臨床研究の参加者を募集しています。サプリメントの開発にご協力お願いします。西葛西の森山脳神経センター病院で臨床研究を実施しています。

提供:社会医療法人社団森山医会 森山脳神経センター病院 脳神経外科

認知症の患者さんは年々増加傾向にあります。認知症の患者さんの介護負担も増えています。

江戸川区西葛西の森山脳神経センター病院 脳神経外科にて、認知症の予防のためのサプリメントを使った臨床研究を行っています。

是非ともご協力をお願いします。

※臨床研究は保険診療の中で行います。

引用元:株式会社グロービア

【もの忘れ】気になりませんか? 

 

軽度認知障害って?

年々、認知症の患者数は増加していると言われていますが、認知症の一歩手前の状態を軽度認知障害(以下、MCIと略す)と呼んでいます。毎日の暮らしの中でご自身が不安に感じたり、ご家族や周りの方が違和感を感じて来院される方が年々増えています。

 

MCIの診断は、簡単な検査を受けていただき、その点数で判断します。

早く発見できるほど、改善の確立も高くなりますが、しかしながら現時点におきまして、MCIから認知症への移行率を下げる有効な薬剤やサプリメントは現在確立されていません。

 

少しでも早く有効な薬剤やサプリメントを開発、皆様が安心して暮らしていけるように、検査研究を続けています。

引用元:株式会社グロービア

認知症と診断が付く状態まで認知機能低下が進んでしまっては、健常者に戻ることは非常に困難になります。

今回の臨床研究では、半分の方がプラセボ(偽薬)をお飲み頂くことになりますが、脳波も含めて様々な角度から検査を行い認知症にならないためのアドバイスを行います。

又、プラセボ(偽薬)をお飲み頂いた方には試験終了後、半年分の実際のサプリメントを進呈致します。臨床研究にご参加頂いた方全員に、ご負担を考え来院毎に5000円分のQUOカードも進呈致します。

 

社会医療法人社団森山医会 森山脳神経センター病院 脳神経外科医師 堀 智勝先生の話

 

社会医療法人社団森山医会 森山脳神経センター病院 脳神経外科 

医師 堀 智勝先生

軽度認知障害(MCI)とはどのような状態のことをいうのでしょうか

簡単にいうと、歳相応の物忘れがあるものの、ギリギリ一人暮らしができる状態です。ガスの栓を閉め忘れるとか、お湯を止めるのを忘れてしまうとか、これは認知症の症状。その手前の段階ですね。ですからMCIであることに気が付かずに過ごしている方も非常に多いです。

 

MMSE(ミニメンタルステート検査)という世界的に広く使用されている認知症のスクリーニング検査があります。30点満点中24~27点がMCI疑い、23点以下が認知症疑いという基準が示されています。

 

どのようなきっかけで受診される方が多いですか?

家族や会社に勧められてという方が最も多く、「自分で気になって」という方もいらっしゃいます。認知症の家族歴や、「孫が結婚するまではシャキッとしていたい」などのモチベーションも受診のきっかけになるようです。

 

はっきり言えるのは、認知症の受診は早ければ早いほどいいということ。MCIの段階で治療を開始すれば健常者と同じレベルに戻ることも可能です。

 

現実では、認知症が進むと自分の症状を認められず受診すること自体が困難になることも多々あるので、「自分が心配」と思えて病院に来て下さる人は治る確率が高いと言ってもいいでしょう。

 

臨床試験を実施したいと思ったきっかけを教えてください

現状、MCIに特化した治療薬はありません。FDA(アメリカ食品医薬品局)が承認した認知症治療薬を保険適用外*でMCIの治療に用いるケースが見られますが、有意な改善効果は認められず、副作用のリスクが高いという論文も発表されています。*2023年8月現在

 

そんな中で、当院ではこの「認知症予防のためのサプリメント」に注目しています。このサプリメントは、神経線維のミエリンを再生させる目的で開発されました。使用している患者様においても、脳機能改善の効果を感じています。今回の臨床研究により効果を立証できる結果が得られれば、MCIの段階で効果的な治療ができるようになる。これからますます増える高齢者の皆さんが健やかな生活を送るためにも、非常に有意義なことだと考えています。

 

臨床試験を受けるメリットは?

臨床試験では半数の方がプラセボ(偽薬)を服用することとなります。試験期間(約1年間)が終わるまでご自身が服用していたのがプラセボかどうかわかりません。そのため「飲んでいたのがプラセボで、その間に認知症が進行したら…」と不安を感じる方がいらっしゃるかもしれません。

 

プラセボ対象だった方には試験期間終了後、正式なサプリメントが半年間分無償で提供され、すぐに服用を開始することができます。何より、臨床試験に参加することで自分の状況を把握でき、症状が見られた場合も早期発見に繋がることが一番のメリットです。

 

少しでも心配であれば、まず検査を受けてみる。今回の臨床試験のお知らせがそのきっかけになれば嬉しく思います。

軽度認知障害臨床研究の参加者募集について

江戸川区西葛西の森山脳神経センター病院 脳神経外科では、軽度認知障害の臨床研究を実施しています。

 

①軽度認知障害の詳しい診察と検査が受けらます。検査はあなたの保険が適用されます。

②臨床研究からいつでもやめることができ、通常で不利益になることはありません。

③臨床研究への参加を48 週間継続することにより、サプリメント(研究食品)かプラセボ*を48 週間お飲み頂きます。

 ※プラセボ:外見はサプリメントと同じであるが、有用成分が入っていない食品

④48 週間の5 回の受診ごとに協力費(5,000円分のQUOカード)をお支払いします。

⑤プラセボ(偽薬)をお飲み頂いた方には試験終了後、半年分の実際のサプリメントを進呈致します。

 

募集期間:2024年3月31日まで

◆対象者:もの忘れが気になる60歳以上85 歳以下の方。初期検査で「軽度認知障害」と診断された方。

 

◆研究方法 : 研究食品もしくはプラセボ*を12ヶ月間飲用し、前後の検査結果を比較する

  ※プラセボ:外見は研究食品と同じであるが、有用成分が入っていない食品

 

◆実施機関 : 社会医療法人社団森山医会 森山脳神経センター病院(東京都江戸川区西葛西7-12-7

 脳神経外科医師 堀 智勝

 

 

◆お問い合わせ・参加申し込み : お電話またはフォームよりお問い合わせください。

  <研究調整事務局>

  電話:03-5312-5085

  問い合わせフォームは【こちら】

 

寿命の延びた現代だから、健やかに毎日を過ごせるように、軽度認知障害を少しでも早く発見できれば改善への選択肢も広がります。

 

ご自身のためにも、大切な家族のためにも、不安のある方はぜひご相談ください。

 

少しでも早く「軽度認知障害」に気づくことで、改善への可能性が広がります。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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